悪夢から覚める

ことの発端は約10年前のROCK&SNOWの記事

杉野保さんの『OLD BUT GOLD』
そこに掲載された一本のルート

城ヶ崎の『悪夢 5.13c』

記事を読んで非常に惹かれました

初登は橋本覚さん
橋本覚さんがボルトを3本わざわざ打ったルート
すっきりとしたフェイス
厳しく、理不尽なムーブ

そんな厳しいルートに憧れた
当時はまだ13も登れていないころ
さらに場所もわからない、100岩には載っていない
実力、情報ともになくただただ憧れていただけだったば、
いつも心の中にはあった

しかし6年前に『新版 関東周辺の岩場』が発売され、そのなかに悪夢の場所が掲載された
しかし詳しい図などは無く、城ヶ崎全体の地図のなかにあぶな根の場所と、そこに悪夢という文字がかかれているのみ
しかし、これで駐車場はわかった

そして3年前、そろそろ実力もついてきたし勝負できるんじゃないかと
チャレンジを決定
初日の前半はルートを探すことでおわった
いろいろ歩き回り見つけた時はうれしかった~
そんな高さはないが、きれいなフェイス
もちろんほかに人はいない
ゆっくりとトライを開始したが1年目は3日ほど通いムーブを探るほどで終了
けどすべてのムーブはできた

2年前、完登をめざしてまた3日ほど通いましたが、
毎回核心前のホールドが濡れていて、シビアな核心がもちろんできない
完登はできず

去年はトライ無し

そして今年、一日目は前回書いた通り、完登ならず

そして迎えた2月18日
前半は寝不足のためかこの前より感触が悪い
気分転換にパン屋さんへお昼を買いに
そしてお昼寝、これがよかったのか午後の一便目
なんと、今までつまづいていたパートができた!
しかし次ができなかった
しかし、感触は最高
しっかり休んで
次の便
不安定なパートをぬけ、カチをしっかり握りこみ
今度こそおちついて核心をぬけれた
後半パート、つなげてくるとやっぱり悪い
しかし根性で乗り切った

ついに、登れた!!
崖の上に立ってガッツポーズ
うれしかった~
そしてめちゃくちゃ楽しかった!!

やった~

帰りは

一汁三菜
大好きなハンバーグでお祝い
嫁のお肉も分けてもらっちゃいました
また、課題を通して強くなれた気がした
ありがとう城ケ崎

そしてありがとう悪夢
悪夢なんて名前だけど、内容、ロケーション、歴史
どれをとっても素晴らしかった
なんだか覚めちゃってちょっと寂しいかな(笑)

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